日蘭条約の在留許可を、わかりやすく
オランダに住んで自分の事業を営みたい日本国籍の方のための、出典付きガイドです。INDが公式に示していることと、ガイドによって説明が食い違う点を分けて解説します。
- 手数料と規則はind.nlで確認済み
- 日本語と英語に対応
- 2026年10月に最終確認

主なポイント
- 最低出資額
- 4,500ユーロ
- IND申請手数料(2026年)
- 423ユーロ
- 法定の審査期間
- 最長90日
- 入国ビザ(MVV)
- 不要
すべてのガイド
手続き全体をひと目で。気になるテーマから読むか、順番に読む場合は DJFTの概要から始めてください。
DJFTとは
日本国籍の起業家がオランダで事業を始めるための条約ルートを、出典付きでわかりやすく解説。要件、費用、4,500ユーロの出資ルールまで。
要件
日蘭通商航海条約ルートの要件を解説。日本国籍、KVK登録、4,500ユーロの出資ルール(NVは11,250ユーロ)、そして許可後6か月の期限について。
申請方法
日本国籍の起業家がオランダの条約在留許可を申請する手順。MVVは不要、INDの手数料は423ユーロ、審査期間は90日、KVK登録の期限は6か月。
費用と期間
日蘭条約の在留許可にかかる費用と期間。INDの手数料423ユーロ、出資金4,500ユーロ、審査期間90日、そして380ユーロと書かれたサイトがある理由。
開業時貸借対照表
日蘭条約の在留許可で求められる4,500ユーロが銀行残高ではなく自己資本である理由、開業時貸借対照表に記載される内容、延長時に再び重要になる理由。
事業形態
日蘭条約ルートで起業する場合の個人事業主(eenmanszaak)とBVの違い。責任の範囲、会計の手間、どちらも同じ4,500ユーロの最低額、NVを選んだ場合の違い。
就労の範囲
日蘭条約の在留許可でできること。自分の事業での就労、雇用される場合に必要な労働許可(TWV)、そして家族が自由に働ける理由。
延長・更新
日蘭条約の在留許可を延長する方法。申請のタイミング、INDが求める年次決算書、資本の確認、そして「5年」が公式の数字ではない理由。
家族の帯同
日蘭条約ルートでパートナーやお子さんが一緒に暮らす方法。それぞれの在留許可、自営業のスポンサーに対する収入要件、家族の就労について。
日本での手続き
条約在留許可でオランダに移住する際の日本側の手続き。在留届、納税管理人、国民年金の任意加入、日・オランダ社会保障協定について。
DJFTとDAFTの比較
日蘭条約(DJFT)と米国の条約(DAFT)を比較。条約の背景、対象者、4,500ユーロのルール、INDの手数料と申請目的番号、母国での手続きの違いをまとめました。
手続きの流れ
要件を満たしているか確認する
日本国籍、登録する事業、そして4,500ユーロの自己資本ルール。
申請し、INDの手数料を支払う
現在は423ユーロで、MVVは不要。INDは90日以内に決定します。
KVKに登録し、4,500ユーロを出資する
決定通知書の日付から6か月以内に行います。
年次決算書を添えて延長する
INDは事業の活動実績と、資本が事業に残っているかを確認します。

開業時貸借対照表が重要な理由
4,500ユーロのルールは、申請時と延長のたびに証明しようとすると、思ったほど単純ではありません。見られるのは銀行残高ではなく事業の自己資本で、借入金は認められず、負債があればその分減ります。初日にきちんとした開業時貸借対照表を作っておけば、延長は形式的な手続きで済みます。
よくある質問
日蘭条約の在留許可には、いくら必要ですか?
INDが求める最低投資額は、個人事業主、VOF、CV、BVの場合は4,500ユーロ、NVの場合は11,250ユーロです。借入金ではなく、自分のお金による自己資本である必要があります。これに加えて、INDの申請手数料423ユーロがかかります。
日本国籍でも入国ビザ(MVV)は必要ですか?
不要です。日本はINDのMVV免除国リストに含まれています。また、INDの申請書では、日蘭通商条約に基づく自営業(目的コード510)がMVV不要のルートとして記載されています。
申請にはどのくらい時間がかかりますか?
INDは90日以内に決定しなければならず、特定の場合には最長6か月延長できます。実際には1〜2か月という事務所もありますが、それは経験談であり、保証ではありません。
事業の登録と4,500ユーロの出資はいつまでに行う必要がありますか?
オランダの在留許可をまだ持っていなかった場合は、決定通知書の日付から6か月以内です。行わなかった場合、INDは許可を取り消すことがあります。